食品表示の豆知識
ナトリウムと食塩は違います
注意したい塩分表示
健康上塩分の摂取を控えている方はナトリウムや塩分の表示が気になります。
しかしナトリウム量の表示は、イコール食塩量ではありません。
実はナトリウムは食塩の一部なのです。
そう聞くと慌ててしまいますが、その含有量はほぼ決まっていますので下の様に計算できます
実際は食塩はナトリウムの2.5倍以上になるので注意が必要です。
最近は任意で食塩相当量を併記しているのもの多くみられます。
ちなみに日本人の一日の食塩相当量の目標は一日当たり男性9.0グラム未満、女性7.5グラム未満となっています(厚生労働省『日本人の食事摂取基準』2010年版)
保存料無添加
食品衛生法上での保存料が無いという事です。
添加物が全くないわけではありません。
その他のそれに似た効果のある添加物が含まれている可能性はあります。
それに近いの効果のあるものが含まれている可能性があります。
たとえばph調整材、安定剤など。
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カロリーゼロの表示ルール
カロリーゼロと表示してあっても実はゼロでな無い可能性があります。
100グラム(100ml)当たり5kcal未満であれば『カロリーゼロ』と表示する事が出来ます。
500mlだと最大24.9キロカロリーの可能性もあります。
大した量ではありませんが心構えをしておきましょう。
ペットボトルで摂ると結構な量です。
ホントにノンオイル?
健康増進法で100グラム当たり脂質が3グラム未満であれば『ノンオイル』と表示してもいい事になっています。完全ではありません。
ノンアルコール飲料はメーカーが自主的に0.00と表示しています
今国内メーカーでノンアルコール飲料が確固たる地位を築き上げています。
そのほとんどが『アルコール0.00パーセント』と表示されています。
しかし法律では1パーセント未満でノンアルコールと表示してもいいので、
ノンアルコールだと思って輸入品を買ってみたら
0.4パーセントアルコールが含まれている可能性もあります。
お酒に弱い人、妊婦の方は注意。
濃縮還元もジュース?
ジュースは濃縮還元のものは『濃縮還元』の表示義務ありますが、
そうでない物には『濃縮還元ではありません』なんて表示義務はありません。
どちらも100パーセントジュースとして表示できます。
しかし1度に大量にとれた果実を保存しやすい状態にして、
保存後にまたジュースに戻すため製造過程で1度火を通します。
その為に熱で壊れてしまう酵素、ビタミン(ビタミンC、B1など)は、
少なくなっていますので注意。
野菜などは収穫した場所の産地が適用されます
菌床栽培の椎茸など、収穫した所が国内であれば国内産と表示できます。
現在見直しが検討されています。
お刺身に注意
鮮魚は産地表示義務がありますが、二種類以上盛りつけがされた場合は表示義務が無くなります。
種類が二つ以上の盛り合わせの場合、産地の表示義務はありません。
高いクロマグロなどのお刺身の脇に置かれた盛り合わせ、もし表示がなければ必ずしも同じマグロとは限りません。
もし同じマグロであれば、自主的にクロマグロと表示した方がお店側の利益になりますから。
和牛と国産牛の差
和牛とは本固有の品種で日本生まれで、日本育ちでなくてはいけませんが、
国産牛は日本で一番長く飼育された牛を指します。
乳牛の外来種であるホルスタインやジャージー牛と、日本の固有種である黒毛和牛を掛け合わせた牛はF1と呼ばれ、雌は乳牛に雄は肉牛に主になります。
どちらでも日本で一番長く育てば、国産牛と表示できます。
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